フード付き、袖なしの上着
私がユニクロでフードのないベスト(ウルトラライトダウン ベスト)を購入し、部屋で着ていました。暖かく軽くていいわ~と言うと、「俺にも作って。そういう形の服!でも、帽子は付けてな!」
子供からリクエストがあると、どんなに時間がなくても、寝不足になっても作ってあげたいと思います。さてどうしよう、型紙はあったかな。
型紙を探す
自分が持っている子供服のソーイングの本を探しました。
作る時間より、妄想するほう時間のほうが長いですが、たくさんの本を購入しています。自分が持っている本を改めて確認しました。
現在、身長132cmくらいの息子のために作るのなら、サイズは130cmで作るのがジャストだけど、長く着てもらうなら140cm、、、140cmまで載っている本は多くありません。本をみ返すと、女の子用の型紙は多いですが、男の子用は少ないです。
こんなに本があるのに型紙を購入するのはもったいないなぁ、と思うものの型紙を買ってしまおうかと迷います。
MahoeAnela さんという型紙ショップの、「くま耳ベスト」を買おうかなぁ、どうしようかなぁと迷っています。はやく作り始めないとあっという間に季節が変わって、子供も大きくなってしまいます。こんなに沢山のソーイング本を持っているのに型紙屋さんの型紙を購入するのか・・・・
「コットンフレンズド キッズ 2014-2015」という本の中に、キルトでつくるベストが載っていました。どちらかというと、簡単ソーイングの部類に入りそうな、手順の少ない作り方でした。
同じように時間と費用をかけて作るなら、完成度の高いものがいいかなぁ、とMahoe Aneraさんの型紙を購入することに気持ちは傾いています。
既製品を買う方が安い?
もともと、子供の服を作るようになったきっかけは、子供服が高額だからということもありました。赤ちゃんの服は小さいので50cmくらい布を購入すれば、作れる物も多いです。帽子やミトンの小物なら余りが出るくらいです。
市販の洋服の可愛いものは高価で、「こんなに小さいのに!このお値段!」と思うこともしばしばでした。
子供たちの体が大きくなって、用尺(作るのに必要な量)が増えると、材料費もそこそこかかります。型紙は本から写すのであれば、費用がそんなにかかりませんが、型紙を購入すると一つ1000円程度はすることが多いです。
MahoeAnelaさんのくま耳ベストは900円(カット済みなら1400円)です。型紙の切り貼りは、A3で枚数が多いとそれなりに時間がかかります。500円をプラスしてカット済の型紙を購入して手間を省くのか、も迷うところです。
色々な値段設定の服が売っているので、一概には判断ができませんが、よい素材の物の既製品は驚くように高額な場合もあるので、作る方が安いかなと感じることもあります。作ることに費やす時間を考えるとよく分からなくなりますが、手作りした服を着ること、着てもらうことの喜びは、プライスレスかな~
手間と時間をかけて作る理由
何かを作っているとき、例えば給食袋なら「毎日、元気に美味しく食べられますように」と、服なら「楽しく遊んで、いい思い出がたくさんできますように」と、色々な願いを込めながらミシンをかけています。
普段、サラリーマンとして働いて時間に追われているように感じる私にとって、明け方や真夜中にミシンをかける時間は、自分と向き合う時間でもあります。でも、寝不足になってしんどい・・・・
子供が今より小さかった頃の写真の中で、作った洋服を着ている姿を見つけると、嬉しい気持ちと共に、時間の経過を考えて切ない気持ちになりますが、子供が「これ作ってくれた服やんな!」と言ってくれると本当に嬉しいです。
手作りする時間で自分を取り戻し、子供への思いを改めている。作ったものを使ってもらえると嬉しい。これが、手間と時間をかけて作る理由かなと、今は考えています。生活の糧としてソーイングがあるとしたら、それはとても憧れることだけど、考え方は変わるのだろうと思います。